サマーインターンの結果が出そろう7月後半から8月、LINEに一番多く届くのがこの相談です。「全落ちしました。自分は就活に向いていないのかもしれません」。
先に、現役の新卒エージェントとして毎年たくさんの28卒を見ている立場から、事実だけを言います。サマーインターンの全落ちは、就活の失敗を予言しません。 ここから本選考で第一志望群に受かっていく人を、毎年何人も見ています。この記事では、慰めではなく、落ちたという事実をどう解釈して次に何をするかを書きます。
まず事実確認: サマーの倍率は本選考より高い
意外に知られていませんが、サマーインターンは本選考より狭き門であることが多いです。
- 募集枠が本選考の採用人数より大幅に少ない(数十人規模の枠に数千人が応募する企業もあります)
- 「とりあえず有名企業に出す」応募が集中し、倍率が跳ね上がる
- 選考の期間が短く、書類は短時間で機械的に絞り込まれやすい
つまり、サマーで落ちることは構造上の多数派です。ここで「自分は市場価値がない」と解釈するのは、事実に対して重すぎる結論です。落ちたのは「あなた」ではなく「その枠に対するその書類・その面接」——この切り分けが、次の一手の精度を決めます。
落ちた段階別・原因の切り分け方
感情の整理と同じくらい大事なのが、どの段階で落ちたかの確認です。原因の在り処が全く違います。
ESで落ち続けた場合
中身の弱さより、伝わる順番の崩れが原因のことが多いです。書類は1枚あたり数十秒で読まれる世界なので、結論が最後にある文章は、良いエピソードでも読み飛ばされます。学チカの構造(状況→課題→行動→結果)から組み直すのが最短で、学チカ・ES自動生成ツールを骨子の組み直しに使ってください。
面接で落ち続けた場合
ESは通っているので、書類の力はあります。多いのは、深掘り質問で「準備した答えの外」に出た瞬間に崩れるパターンです。これは性格の問題ではなく準備の型の問題で、対策はガクチカの深掘り質問への答え方にまとめてあります。
そもそも数を出せなかった場合
原因は能力ではなく着手時期です。幸い、秋冬インターンという次の波がすぐ来ます。スケジュールと準備は秋冬インターンの準備ガイドを見てください。
秋までにやる3つのこと
- 1週間だけ、就活から離れてもいい — 連敗直後の応募は書類にも面接にも焦りが出ます。離れることは逃げではなく、実務的な回復手段です
- 敗因の仮説を1つだけ立てる — 全部を直そうとすると何も直りません。「ESの結論が遅い」「深掘りで沈黙する」など、一番怪しい1つに絞る
- 秋冬の応募リストを8月中に作る — 秋冬は締切が速いので、回復してから探し始めると間に合いません。探すだけなら気力がなくてもできます
ひとりで抱えないでください
正直に書くと、この時期の相談で一番心配なのは、書類の出来ではなく孤立です。周りが「インターン行ってきた」と話すなかで、落ちた話は誰にもしにくい。SNSには成功報告だけが流れてくる。それで「自分だけ遅れている」という感覚が実態以上に膨らみます。
落ちた話を、落ちた件数ごと全部話せる場所として、LINEの無料相談を使ってください。現役の新卒エージェントが、落ちたESから敗因の仮説を一緒に立てて、秋冬の作戦に変換します。慰めが欲しいだけの日でも構いません。毎年この時期は、そういう相談が一番多いので。
サマーの結果は、就活という長い選考のなかの最初の練習試合にすぎません。ここで敗因を1つ特定できた人は、夏に全部通った人より強くなって本選考に入っていきます。それを毎年見てきたので、断言はしませんが、確信に近いものがあります。